PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)のトゥエンティー4

Brandear

PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)のトゥエンティー4

人気ブランド「PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)」の腕時計【グランドコンプリケーション】の人気の秘密や豆知識などブランディアならではの視点でご紹介させていただきます。

時代の波に乗ったレディースウォッチ

 何ごとも初めての試みには勇気のいるものです。今回ご紹介するパテックフィリップ・トゥエンティー4は、パテックフィリップが初めて手掛けたレディース向けブレスレットウォッチです。

 現在では、メタル素材のバンドはもちろんサテンバンドと呼ばれる落ち着いた雰囲気のものまでラインナップされているこのシリーズですが、当初発表されたのはステンレスケースにメタルバンドというデザインのものでした。1999年に発表されたこのクールでエレガントなブレスレットウォッチは、近代的でアクティブな女性を主なターゲットとしていたようです。

 この年、世界的には世紀の変わり目「ミレニアム」が大注目をされ世界の終わりを模した映画などが大ヒットしました。そんな中、日本国内においては巨大病院の救急救命部門を題材にしたテレビドラマを国民的人気女優が演じたものが人気を集めるなど、忙しさの中でもしっかりと芯を持った強い女性像が憧れの存在となる時代でもありました。

 世界的な時代の転換点、また凛とした女性が注目を集める風潮の中、まさに時の流れにマッチするデザイン・コンセプトであったパテックフィリップ・トゥエンティー4の発表はベストなタイミングだったのではないでしょうか。

全てが「ちょうどいい」

PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)/レディース/トゥエンティーフォー
 この、時代にマッチしたトゥエンティー4は非常にエレガントで、重厚ながらもそのスリムなシルエットが醸す軽快さが魅力と言えます。ケース幅25.1x30mmという主張しすぎない本体サイズと、柔らかくカーブしたラウンドデザインが女性の腕にマッチします。そして程よい輝きを放つ小さなダイヤモンドがアクセントとなり腕時計全体をキリッとした印象に仕上げます。

 初期のモデルであるステンレス素材のものに続いてRGケース(ローズゴールド)という、よりエレガントさを増したモデルも誕生し人々の心を魅了していきました。

 付け加えるならば、機械式時計が有名なパテックフィリップですが、このモデルはクオーツ仕様となっています。高級時計によく採用される機械式は所有の実感が持ちやすく、そういった面で満足感はありますが、時計を単なるツールとして考えた際には、ケアの簡単なクォーツのほうが優れていると言え、まさにアクティブな女性にぴったりのアイテムではないでしょうか。

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