多彩なデザインが楽しいマスタースクエア

Brandear

多彩なデザインが楽しいマスタースクエア

人気ブランド「FRANCK MULLER(フランクミュラー)」の腕時計【マスタースクエア】の人気の秘密や豆知識などブランディアならではの視点でご紹介させていただきます。

フランクミュラー ケース開発小史

FRANCK MULLER(フランクミュラー)/マスタースクエア
 フランクミュラーの腕時計の歴史をたどると、それは絶え間ない不可能への挑戦であることがわかります。フランクミュラーといえば複雑時計で有名ですが、ケースの形状もまた複雑時計の開発と無関係ではありません。

 天才時計師フランク・ミュラーの初期の作品は伝統的なラウンドケースに収められています。たとえば創業年の1992年に発表された「キャリバー92」は、エンパイア・スタイルと呼ばれる丸いケースに収められていました。フランクミュラーのブランドの「顔」とも言うべきトノウ・カーベックス型のケースは創業当初すでに存在したデザインですが、1996年にトノウ・カーベックス型ケースに収めた「ミニッツリピーター インペリアル トゥールビヨン」を発表するまで、フランクミュラーの複雑時計は皆ラウンドケースに収められていました。

 ロングアイランド型のケースは2000年に発表されました。このケースはトノウ・カーベックスの正面を長方形に変えたような形状ですが、人間の腕に当たる部分のカーブは保たれています。そして、マスタースクエアは、このロングアイランドから派生したモデルとして、2005年に発表されました。縦横同じ長さの、正面から見ると正方形のケースは、横から見るとやはり美しいカーブを描き、腕時計として人間の腕に沿う形になっています。

 なお、2014年に発表されたヴァンガードは、トノウ・カーベックス型のケースの形はそのままに、ラグをなくし、ケースから直接ベルトが出ている形状となっており、トノウ(樽)らしい形が強調されています。

マスタースクエアの展開と文字盤のデザイン

FRANCK MULLER(フランクミュラー)/マスタースクエアーカラードリームス
 マスタースクエアは、かなり多彩に展開されています。

 まずサイズですが、レディース向けが4種類、メンズ向けが2種類の合計6種類あります。最も小さなプティサイズは一辺が22.45ミリ、最も大きなキングサイズは一辺が42.00ミリです。

 マスタースクエアの文字盤にはアラビア数字のレタリングの一種であるビザン数字またはローマ数字が文字盤いっぱいに描かれており、スペード型の時針・分針とよく調和しています。

 商品に「レリーフ」の名が入っているものは、文字盤の数字が裏側からの型押し技法によって描かれているものです。レリーフの文字の上に彩色されているものもありますが、レリーフの陰影だけで描かれた数字は独特の美しさがあります。何より「レリーフ」の文字盤は熟練の職人のバランス感覚をもった腕なくしては作られないものでもあります。

 「カラードリーム」は数字がレインボーカラーで彩色されたものです。見ただけで楽しい気分にさせてくれるこのデザインは、フランクミュラーのファン層を大幅に拡大しました。

 「プライヤ」は2015年に発表されたレディースウォッチです。白と金の色使いによってラグジュアリーで上品なヨーロピアンのバカンスをイメージしており、ラバーストラップが気楽な開放感を表しているということです。

 「マスタースクエア サンライズ」は、マザ—オブパールの文字盤にダイヤモンドで描かれた太陽の絵がそのままインデックスを兼ねるというものです。太陽の光線を表す直線が1時から12時までの時刻を表すという、それまでありそうでなかった大胆なデザインは、フランクミュラーがいつも遊び心を忘れず、高い創造力を保っていることをうかがわせるものです。

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